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とうもころし

息子が生まれてから暫くの間、娘は『となりのトトロ』を、毎日最低でも3回は観ていました。
毎日毎日・・・
第二子が生まれたら、上の子を優先的に可愛がりましょう。
と育児本に書いてあったので、そりゃもう何でも優先にしてました。
そんなわたしの弱みに付け込んでいるかのように、娘はわたしを困らせ
わたしは、娘がトトロを観ている隙に放置気味の息子を抱き上げ
「ごめんね。」なんてそっと呟いていました。

娘はそれだけ激しい感情を持つ子どもだったのですが、
小学校に上がるようになったら、どの先生からも褒められる
優等生タイプの子どもに成長しました。
わたしの子ども時代から見れば正反対です。
「近所の中学では物足りないと思うので、私立を考えられたらいかがでしょう?」
と二人の担任の先生から言われ、そのまま中学受験をしました。
今、娘が通っている学校は娘が行きたいと言ったところです。
しかし、次第に娘は活気を失っていきました。
いや、それは家の中では、、、ということなのかもしれないと思ってました。

来年娘は大学受験を迎えます。
今の彼女は、とても疲れているような感じです。
自律神経を患ったこともあるので、わたしは身体のことが心配ですが、
大人の入り口に立った娘と話す機会は、夕飯を共にしている時くらい。
けれど今日はどうしても娘の目を見て話したいと、
帰宅した娘とおやつをほうばりつつ、少し話をしました。

その後、図書館で勉強してくると、出て行ったのですが
わたしは、このところ息子の足の怪我のことで
頭がイッパイだったかもしれないなぁと思いました。
仕方ないといえばそうですが、ちょっとだけ幼かった娘の姿が浮かびました。

冷蔵庫にとうもろこしがあるのを思い出しました。
        
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娘の大好物です。
母が生きていた頃は、この季節になると娘のためにキレイなとうもろこしを
送ってくれていたので、とうもろこしは多少値が張っても特別と思えます。
そうだ、それを茹でてあげよう。
茹でながら、トトロのセリフも思い出しました。
お姉ちゃんとはぐれた妹が泣きじゃくりながら「トウモコロシ」と言う場面。
あの言い間違いが、可愛くてなんとも好きでした。

あの頃もしかすると娘は『となりのトトロ』で
「お姉ちゃん」というものを理解しようとしていたのかもしれないなーと、ふと思いました。
「お姉ちゃん」と云うのをわたしは禁句にしていましたが、周りの人々は口々に言いますし。

そしてわたしも、毎回同じところで涙ぐんでました。
お姉ちゃんであるサツキがワンワン泣く場面です。
近所のお婆ちゃんが「お姉ちゃんだからって我慢することないんだよ。泣くといいよ。」
というようなことを言います。
そのセリフに目頭を熱くしてました。
毎日、毎日・・・(笑)。
わたし自身も「お姉ちゃん」ですから。。。

わたしが娘を想うことと、娘の想いは全く違うものかもしれないけれど、
親子なんてそんなもんでいいんじゃないかとも思います。
ただ、美味しければ。
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美しい黄色が引き立つように、普段あまり使わない青磁の皿に載せてみました。
キレイだなー・・・
トウモコロシ。
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by normalin | 2010-07-15 17:01 | FOODS

今日、職場で嫌なことがありました。
きっとずっと前から、見ないようにしていたことなのですが・・・。

陰で、いない人のことを悪く言うことほど嫌いなことはないんです。
こんな風に言うと善人みたいですけど、
わたしは、小学校の頃、長らく「仲間はずれ」というものにされていたことがあって
それ以来、陰口というものを忌み嫌っています。
もちろん、時々人のことを批判してみたりもしますし、
”批判する人”に共感してしまったりもします。
そうすると、人って「接近」するんですよね。
誰かのことを”おとしめる”と、徒党を組むような連帯感も生まれるんですよね。
けれど、度が過ぎれば、それはやっぱり気分のいいもんじゃないです。

そう思うわたしは、やはりちょっとやりにくいタイプのようで
結局、小学生の時のように「仲間ハズレ」のような状態になるんです。

辛いし、悲しいです。
どうして自分は、いつもこうなるんだろう?と思います。
何も悪いことはしていないつもりだけど、自分が気付いていないだけなんじゃないかとか。
そしてうまく”立ち回れない”自分のことがキライになります。。。

でも、もうキライにはなりませんでした。
それだけでも、今までの思考回路とはずい分違います。
”相手”の人への憎しみも和らいできました。
”感情”は一過性のものなのだから。。。と。

もちろん、落ち込んでます。
けれど、無理矢理元気を出そうとも思いません。

突然ですが、今日、鈴を買いました。
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自転車の鍵に付けるものです。
鈴があれば、鍵の”存在”がよくわかるので助かります。

YOGAをした後、風呂に入りながらこんな話を思い出しました。
インドではカースト制度というものが古くからありますが、
その一番下、最低の場所にいる人々は、その上の人々から
「見ることさえ汚れる」とされていて、足に鈴を着けることを強要されていたそうです。
何でだかわかりますか?
その人々が来るのが鈴の音でわかるからです。
鈴の音が近づいてくると一斉に家のドアを閉め、その姿を見ないようにしていたのだそうです。

この話を聞いたとき、あまりの酷さに苦しくなりましたが
実は私たちの周りには、程度の差こそあれ、同じような感覚はあるのだと思います。
人間の弱さ、なのかもしれません。

強くなりたい と思いながらYOGAを学んでいますが
自分の弱さばかりにため息をついています。
まずは弱さを知ることから始めないといけないのかもしれません。
強さはきっと目に見えないし、実感できないものでしょうから・・・
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by normalin | 2010-07-14 21:58 | YOGA

母と娘

母親がこの世から居なくなったら、わたしはどう生きればいいのだろう?と
ずっとずっと恐怖だった。
その母は7年前に父の後を追うように呆気なく逝ったのだけど
その後のわたし・・・今のわたしは精神的に荒むこともなく普通に生きている。。。

そして自分の育った環境や、母のことをあれこれ想像するのは馬鹿げているように思えてきた。
しかし、母親の落とした影というものが、いかに影響力があるかということは、まだ少し恐怖だったりする。
その影を詮索してみもしたけれど、母親の領域に足を踏み込んでみたところで
それはわたしというフィルターを通した単なる想像に過ぎないし、
妄想の世界の「物語」なのだということを、ようやく理解してきたような気がしている。

母が亡くなる直前だった。
「わたしは、甘えて生きて来れなかった。だから、あなたを含めいろんな人に甘えてきたと思う。」
「じゃあ、よかったね。」とわたしは言ったが、本当は母の胸を叩きながら、泣き叫びたかった。
甘えられてきたわたしは、あなたを満足させることだけが喜びだったのに、残して逝かないで・・・と。

母が息を止めた瞬間、わたしは
「楽しかった?もっともっと楽しんで欲しかった。」と心の中で呟き、涙が出た。
誰からも慕われた活発で明るい母が、哀れに思えた。
何でそんなことを思ったのかわからない。母に対して失礼だと思ったけれど
わたしはずっと母を救いたかったのだろうとも思う。
子どもはきっとそう思うのだ。
それが憎しみになったとしても、愛情であることには間違いないと思う。

わたしには娘がいる。
彼女がこんな風に悲しまないようにしたいと思った。
それはどうやったらいいのかわからないけれど、
自分で自分を救うことしかないんだと思う。
よくわからないまま、瞑想をしたり、思考のクセを見つけたりと
わたしは今、もがいてるのかもしれない・・・

そんな中、最近やっと小説を読もうと意欲がわいて、
これを読んでみた。

橋本 治 / 文藝春秋



実はこの小説を読み終わった夜に、わたしは夢にうなされ、大泣きをしてしまった。
これが関係しているかどうかはわからないが、
この小説は母と娘の関係の、とても奥深い部分を抉り出していると思う。
印象に残る言葉がある
「母親はいつでもあらぬ方向を見ている。」
グサッときた。
母であり、ちょっと前まで娘であったわたしには、あまりにも深い言葉だ。



母が居なくなった後のわたし・・・今のわたしは精神的に荒むこともなく普通に生きている。



いや、どうなんだろう?
本当はそんなことはないのかもしれない。
と、思った。
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by normalin | 2010-07-13 18:43 | BOOKS

John Smith インストアライブ

さてさて、前日というか、明け方まで呑んでいたその日、
やっぱりどうしても行かねばならぬと、行ってきました。
John Smithのインストアライブです。

六本木のミッドタウンのTSUTAYAと六本木ヒルズのTSUTAYAを間違えるという
アクシデントがありましたが、なんとか間に合いました。

 
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すでに始まっていましたが、その歌声は深くてわたし好みでした。
ギターを膝に置き、ギターを叩いてリズムを取りながら弾いてもいました。
すごい。。。
とにかく、音の優しさが染み入ってきて暖かかったです・・・
って、その日もやはり蒸し暑かったわけですが、身体の中は心地よかったなぁ。
わたしは、こういう楽曲をあまり聴かなかったんですが、
彼の何かにピンときたみたいです。
それが何かを「触って」みたかったのですが、
あ~~これだったんだなーと思えました。
と、文章にできないもどかしさがありますが、どうかご勘弁を。

それにしても、インストアライブなんて初めて行きましたが、いいもんですねー。
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日曜の昼下がり、何となく海外に出かけた気分に浸りました。

そのまま帰宅するのがもったいなくて、ミッドタウンまで歩き軽く一杯。
夏にはピッタリの爽やかカクテル、モヒート
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呑みながら、John Smithの歌詞カードを読みました。
英語もろくにわからないのに、やっぱりこういうことを歌ってたのか~なんて、
伝わってきていることに、またグッときました(笑)。

ほんと、良かったです。

あ、そうそう、サインもいただけました。
その時に
「あなたの魂を感じることができました。」なんて言ってみたら、
「ありがとう、ありがとう・・・」とはにかみながら、言ってました。
・・・グッときました。

音楽に国境はない。
もっと云うなら、、、魂はひとつ。
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by normalin | 2010-07-12 18:00 | MUSIC

焼き芋焼酎

ストレス解消なんこと、ほんとは出来っこないよなぁなんて思います。
だって、ストレスは自分では感じることが出来ないものだろうから。
「あ、これストレスじゃない?」と思うことって、ただ何かうまくいかなくて、
誰かにいやなことをされて、、、そんな一時的な気持ちなんじゃないかと思います。
でも、ただ頭を真っ白にして何かに没頭するって心地いいですよね。
でも、楽しいことなんてあっという間に終わるからその反動も激しかったりするんですが・・・。

わたしの場合、それはきっと食べて呑むことでした。でした。。。過去形です。
で、ストレスなんて無縁だと思ってましたが、
暴飲暴食をしていた時期は、どんどん太るわけですよ。あぁ、当たり前ですね(笑)。
それで、やっとストレスというものの存在に恐怖を抱いたわけですが
もう、止められない。
太るなんてどうでもいいやなんて開き直ってました。
だって美味しいんだもん。心地いいんだもん。
が、身体を壊したことでちょっと考えるようになったんですよね。

でもね、どんなに考えたところでストレスの実態はわからない。

それで、その実態を考えることをやめることにしました。

そして「頭を真っ白にする」ということに注目したんです。
それは、身体を動かすこと。だったわけですが、
そしたら、味覚も変わってきたんですよね。
とくにお酒。
それまであまり口にしなかった焼酎を飲むようになりまして、
焼酎が美味しい店の常連になりました。

先日、その店で注文した焼酎が切れてしまい、メニューには載っていないものを出していただきました。
            焼き芋焼酎
     
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これが実に美味しい。
後味が焼き芋なんですが、飲み口は爽やかなんです。
お湯割りでいただきましたが、今まで飲んだことがなかった風味でした。
なんでも妖精たちが造っているそうです。。。
ヒミツってことでしょうか?
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エイひれも美味しくて、あーーーーやっぱり、ストレス解消になりました~(笑)
心置きなく話せる友人とリラックスして食事をするという環境がいいのでしょうね。
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by normalin | 2010-07-12 17:18 | FOODS

ひと耳惚れ

出逢うことって、偶然じゃなく、自分の奥底で探しているものを見つけたのだと思う。

最近、あんなに好きだった音楽をあまり聴かずに過ごすことが多かったのだけど・・・
いや、聴いていたけれど、心が動かないと言った方が適当かな。
YOGAにのめりこんでいたことも、ひとつの理由かもしれないけれど。
これってバランスが悪い状態なのではないかとか、少しは気になっていました。
けれど、こういう過程も必要だったのかもしれないと今は思います。。。

そして久々に出逢いました。
イギリス出身のシンガー John Smith
ただ、彼の出演していたFMを聴いていただけだったのだけど、
その話し方にまず惚れこんでしまいました。
言葉なんてわからなくても、何か伝わってくるんですよね。
と、英語もろくに出来ないのに、アメリカを旅した若かりし頃の妙な度胸まで思い出し
およそ10秒で恋に落ちました(笑)
そう、学術的にも恋に落ちるのって10秒かからないんだそうですが。

今、来日中だそうです。
明後日、逢いに行って彼の周りに漂う空気を感じてみたくなりました。

アルバムは”死”についての歌だそうです。
なるほど、わたしがYOGAにのめりこんだのも”死”というテーマかもしれません。。。
出逢いってびっくり。


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by normalin | 2010-07-09 12:39 | MUSIC

ヨガ・アライアンス

人生、何が起こるかわからないもんです。

わたしは、昔から現実逃避をするクセを持っていたのか、
それとも静寂が好きなのか、とにかくジッとしていることが平気な子どもだったのだけど
外に出ればもう、死んでもいいやと思うほど激しく身体を動かして遊びまくる。
でも、実はどちらも快感を追い求めていたんだろうとも思う。

で、何が起こるかわからないかというと、
人生も後半に突入してから、インストラクターというものを勉強しています。
それもYOGA。

           
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きっと昔のわたしには想像もできなかった姿でしょうが。
いや、どうかな?
高校生の頃、座禅を組んでみたいと思ったり、世界平和を本気で考えてたり
学生の頃は、能の舞台、、、というよりその書物に興味を持ったりしたから
意外と自然な成り行きではあったのかもしれないな。
そしてYOGAはおおまかに言って「快感」を求めているわけで。
あぁ、おおまか過ぎてなんか怒られそうですが(苦笑)。
ただし、とても”現実的な~”と補足しときます。

さて、Under The Lightという学校で、すでに半年学びましたが、
いよいよ最終レベルが、この秋から始まります。
全米ヨガアライアンスという資格がどうかとか、そういうことはよくわからないのですが
この学校は、様々な流派(?)のヨガが学べて、実に楽しい。

贅沢だよなーと思いますが、20代前半から家計とにらめっこの日々を送っていた
わたしの人生かけての楽しみ。。。



楽しみ。。。




というより、ほんとのところ不安でイッパイです。

どうか、元気に学校へ通えますように・・・
あ、もう七夕終わっちゃったか。
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by normalin | 2010-07-08 18:00 | YOGA