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心配してくれた人に。。。

両親を失って、心配をかける人が居なくなったと同時に
心配をしてくれる人も居なくなったんだ。。。なんて思った。
安堵と寂しさが同時に押し寄せたっけ。

母の葬儀に、私の小学校時代からの幼なじみの友人のお母様がいらした。
わたしは、そのおば様が小さい頃から大好きだ。
というより、憧れていた。
きっと自分の時間を持ってらっしゃる方だったからかもしれない。
子供心にそういうキラキラした大人ってわかるものだ。
晩年の母は、その方からいつも元気をもらっていたみたい。
もう、身体も思うようにならないというのに
その方とこれからする”楽しみ”を私に話していたっけ。
母の話から、その方の同情ではない「優しさ」を感じ取り
心から有難いと思ったものだ。

母の葬儀の日、そのおば様が
「息子はね、あなたのことをとても心配しているわ。とっても。」
と言っていた。
そう、その前の年には父も亡くしていたから。。。

有難かった。
10数年会ってもないけれど、その時とても近い存在に思えた。
幼なじみ同士とは何か特別な感情があるものだ。

今年は母の七回忌を終えたので
どうにかして、おば様と彼に、自分が元気であることを伝えようと思った。
おば様に年賀状を書いてみた。
きっと彼に伝えてくれるだろう。

心配かけまいと生きるのではなく
心配してくれた人たちに、感謝していけばいいんだってことに
今更気づいた。
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by normalin | 2010-12-28 17:36 | 雑記

クリスマスの日に火を灯す。

昨日、わたしはYOGAのワークショップなるものに初めて参加した。

Nao先生X'masスペシャル「聖なる火を心に灯す」~アグニマントラを使ったフャイヤーメディテーション~
【内容/Contents】 
このワークショップは、聖なる火AGNIのマントラを唱える事と簡単な動きを使って、心を静め、その澄んだ状態の心に聖なる火を灯すプロセスを行います。
ワークショップの前半では、滞った気を取り除く呼吸法や、体を活性化させる簡単な動きを使って、穏やかで目覚めている心身の準備をします。後半は、聖なる火AGNIを讃えるマントラを使って、私たちの心の中にその火を灯していきます。それぞれの心の中に、聖なる火が宿った後は、その恩恵を世界に祈りと共に届けます。
クリスマスの日に、一番素敵なプレゼントを送るとしたら、それは、私たち一人一人が自分の心に暖かい光を灯すことで、周りの全てにその光を届けることではないでしょうか?


Nao先生は、TTの『ヨーガスートラ』の講義でお世話になった。
その”面白さ”と、マントラを歌う本場仕込の発音とその迫力ある声に
すっかり魅了されていたので、すぐに申し込んだ。
最近、わたしは寝る前に『ヨーガスートラ』の解説書を少しずつ読んでいる。

現代人のためのヨーガ・スートラ (GAIA BOOKS)

グレゴール・メーレ / 産調出版


ワークショップの前日、その本に「ネルソン・マンデラ」の名前が出てきて
高校生の頃、彼の演説に感動し、その英語を丸暗記したことを思い出した。。。
当時は、U2が大好きで彼らがマンデラ氏に捧げる歌を歌っていたことも
ついでに思い出しながら、今自分がこうしてYOGAと関わっていることの
不思議な気持ちを感じていた。

ワークショップが始まる前、Nao先生は「葉っぱ」に火をつけ、
その葉から立ち上る煙を丁寧に室内に巻いていた。
それは、ネイティブアメリカンの「聖なるパイプ」にも通じている「浄化」の儀式。

そして、厳かに始まった。
冒頭、Nao先生がネルソン・マンデラの言葉を読んだのには驚いた。
アメリカを一人旅した昔の自分の姿が浮かび
ただ、ただ、何かを求めていたあの頃の自分を
抱きしめたい気持ちになる。。。

ところで、TTが終わってからというもの、わたしはほとんどアーサナを練習していなかった。
気が向いたときに一つか二つのアーサナで身体の調子をみるくらい。
それが良かったのか、昨日のアーサナは身体の「毒素」が
思う存分出たような気がする(笑)。
そこに汗をかく激しさも何もない。
ただ、吐くことに集中して身体の中の毒を出してゆく。
「浄化」という言葉を体感する。
気持ちいいというより、そこにあるものは
自分自身ではない「身体」。
軽くて、小気味いい「身体」。

ろうそくに火を灯し、円陣をつくって火を見つめる。

「まず、火に感謝をします。」

火に感謝なんてしたことがない。
とりあえず、時には嫌々ながら作る食事の支度を思い起こしてみる。

「火を身体の中にどのように灯したいのか、明確にしてみてください。」

明確に。。。
これはわたしにとって難しい。
わたしは、普段とても曖昧に物事を考えているから。
「穏やかな火を灯したい」
と願う。

火に向かって両手を差し出し、マントラを1回唱え
チャクラと呼ばれる、身体の芯の部分に
その火を灯すようにイメージしながら、両手を身体のその部分に持ってくる。
7つのチャクラ全てに、それを行う。

そして、いよいよ、ハートに火を灯す。
低めの声でマントラを12回唱えた。
何のことは無いと思っていたわたしは、下腹部に熱さを感じ
マントラを唱えながら、涙が落ちた。
悲しいのでも苦しいのでもない。
ただ、マントラを唱えることが出来なくなってしまった。
「毒素が燃えて、嫌な感情などが沸き上がったりすることもあるから
そうなった場合は、これから離れるように」
というNao先生の注意があったのだが、これは離れたほうがいいのだろうか?
そう思いながら、マントラを唱えることをしばし止めてみた。
12回が終わり、
今度は少し声を高めにして、また12回のマントラが始まった。
今度は、とても気持ちがいい。
胸の中に暖かさが充満していくようだった。
そして、最後。
さらに高い音程で12回のマントラを唱える。
バイブレーションを感じて、少し高揚した気持ちになった。
もっと唱えたいと思ったところで、終了。
シャバーサナになり、Nao先生の鎮静させるマントラを聞きながら
ワークショップは終わった。

帰宅して、今年の重大ニュース番組を見ていた。
ニュースはもちろん「現実」ではある。
けれど、何故かそれが幻想にも思えた。

ヨガの哲学と、遠く離れたネイティブアメリカンの儀式、
同じような考えを持っていたことは興味深い。
そして、日本人もかつては自然に敬意をはらって生きてきた。

これからは、退化してゆくことが進化なのかもしれない、と
そんなことを考えたクリスマスの日。
FMから流れたジョン・レノンの「Happy Christmas」がしみこんだ日。
もがいていた過去の自分と繋がり、「よしよし」と頭を撫でた日。

下腹部が熱くなったのは
数年前、病で取り去ったあの臓器の名残だとしたら、
それにも「ありがとう」と言いたい。。。

OM RAM AGNAYE NAMAHA
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by normalin | 2010-12-26 09:50 | YOGA